髪の毛は毎日成長しており、1ヶ月に平均1cmは伸びると言われています。
この成長スピードは、白髪においても同じ早さです。たった1cmの白髪でも、やはり生えてくれば気になってくるものですが、だからといって、毎月美容院に行くとコストが高くついてしまいます。
そこで今回ご紹介するのが、自宅でできるリタッチカラーに適した白髪染めです。
ランキング形式で発表するので、ぜひ最後までお付き合いください。
まず結論から言いますと、リタッチを行うのであれば、『利尻ヘアカラートリートメント』が特におすすめです。
手間暇かけずに白髪をリタッチできますし、なにより成分の安全性と染毛力も高いので納得の仕上がりが期待出来ます。ぜひご検討くださいませ。
それでは解説していきます。
白髪染めリタッチカラーってどんなカラーリング?
はじめに、リタッチカラーについて簡単に解説したいと思います。白髪染めリタッチカラーとは、新しく生えてきた白髪だけをカラーリングする白髪染めのことを言います。
リタッチカラーのメリットは、なんといっても髪や頭皮への負担を最小限に抑えられること!
髪全体を染めるカラーリングは髪や頭皮への負担が大きく、髪を染めれば染めるほど、傷み・ダメージが深刻化してしまうのが問題点です。
しかし、リタッチカラーであれば、新しく生えてきた白髪以外の髪の毛に染料をつけておく時間はグッと縮みますので、ダメージを最小限に抑えることができます。
定期的に白髪染めをされる方におすすめの白髪染めリタッチカラー。まずは、通常のリタッチ方法とおすすめ手法を解説します。
通常の白髪染めのリタッチ方法
リタッチカラーは、白髪が見えてきた生え際を中心に薬剤を塗って放置します。既定の時間放置した後、根元に付着している薬剤を全体に薄くのばします。
最後はシャンプーなどで洗浄して終了となります。
先に根元だけ塗って放置することがポイントなのですが、根元を先に薬剤につけておくことで、染めた部分との色ムラが少なくなります。
通常の白髪染めリタッチのデメリット
ただ、根元だけでも薬剤はつきますし、結局は色ムラ防止に全体に塗布しますので、髪と頭皮のダメージは避けられません。
カラー剤には、アレルギー原因物質になるジアミン系染料や、キューティクルをボロボロにする過酸化水素水などが配合されています。
白髪染めリタッチカラーにはヘアカラートリートメントがおすすめ
リタッチカラーのダメージを最小限に抑えたい方におすすめしたいのが、トリートメントタイプの白髪染めを利用することです。
トリートメントタイプの白髪染めでしたら、長時間ついたままでも髪と頭皮のダメージが低く済みます。
根元の髪色を変えるリタッチだけでなく、トリートメント効果も得られ、髪と頭皮の保湿効果が期待できます。
良い白髪染めリタッチカラー用トリートメントの見極め方
同じトリートメントタイプの白髪染めでも、中身はかなり違います。リタッチで使用する際には、以下の2つの条件をクリアしたものを選びましょう。
クリームタイプの白髪染めカラートリートメント
リタッチカラーは全体染めとは違い、根元をピンポイントで染められることが大切です。
根元に絡みついてしっかりと留まってもらうためには、液だれしにくいクリームタイプの硬めテクスチャを選びましょう。
安全性が高い白髪染めカラートリートメント
髪の毛と頭皮への負担も考慮し、長時間髪に塗っておいてもダメージが少ない天然成分でできているものを選ぶのも、ポイントとなります。
知名度やパッケージの可愛さだけでなく、成分をチェックしてから購入しましょう。
おすすめ白髪染めリタッチランキング
それでは、トリートメントタイプの白髪染めで、
- クリームタイプ
- 安全性が高い
というリタッチカラー向き製品を、ランキングでご紹介します。
おすすめリタッチ第1位 利尻ヘアカラートリートメント(★★★★★)
利尻ヘアカラートリートメント基本情報
【主な成分】
塩基性染料、HC染料、天然染料(シコン、クチナシ、ウコン、アナトー)、トリプルPPT成分、ヒアルロン酸、デンプンポリマー、利尻昆布エキス、アルニカ、ローズマリー、セイヨウキズタなど28種類
【カラーバリエーション】
ブラック、ダークブラック、ナチュラルブラウン、ライトブラウン
【内容量】
200g
【価格】
初回1,650円(税込)※送料無料
通常3,300円(税込)
『利尻ヘアカラートリートメント』は、日本一販売数が多い白髪染めですので、ご存知の方も多いかと思います。
日々のトリートメント代わりに使うことで髪色をキープすることができるのですが、リタッチカラー向き製品でもあります。
【ポイント】 液だれしにくいテクスチャー
手の平にトリートメントを出して温まってくると、利尻トリートメントは柔らかくなります。ただ、一度根元に絡みつくと液だれしにくい特徴がありますのでリタッチ向きですね。
【ポイント】安全性の高さがピカイチ!
植物由来の天然染料を使用しているので、安全性の高さが飛びぬけています。利尻産昆布エキスの保水力が髪と頭皮に潤いをもたらすので、長時間放置しなくてはいけないリタッチでも肌荒れの心配がありません。
利尻ヘアカラートリートメントは、割引キャンペーン中なので、この機会をお見逃しなく。
おすすめリタッチ第2位 ルプルプエッセンス(★★★★★)
ルプルプエッセンス ヘアカラートリートメント基本情報
【主な成分】
塩基性染料、HC染料、天然染料(ベニバナ、クチナシ、アイ葉)、ガゴメ昆布エキス
【カラーバリエーション】
ハニーブラウン、アッシュブラウン、ウォルナットブラウン、チークブラウン、エボニーブラック
【内容量】
170g
【価格】
通常価格3,630円(税込)
初回定期便2,178円(税込)
ルプルプエッセンスヘアカラートリートメントは、頭皮と髪のダメージを極力おさえた配合の白髪染めカラートリートメントです。
リタッチによる長時間放置も乗り越えられます。 また特筆すべきは、海藻由来成分が豊富で、保湿によって肌のバリア機能を最大限に引き出すことです。
ルプルプエッセンスの特徴として、体に優しい天然測物の原料を多く使っているのも魅力です。例えば染料にはベニバナ、クチナシ、アイ葉の3種の天然染料を使って染まりを良くしています。
リタッチするにはおすすめしたいカラートリートメントです。
おすすめリタッチ第3位 資生堂プリオール カラーコンディショナー(★★★★★)
プリオール カラーコンディショナー基本情報
【主な成分】
水、アルコール、DPG、ステアロイルメチルタウリンNa、セタノール 、DPG、グルタミン酸、オリゴ糖、海塩、タウリン、水溶性コラーゲン、ホップエキス、天然海藻エキス,ミネラル&コラーゲン、マイクロクリスタリンワックス、コポリマー、クエン酸、ステアリルPGジメチルアミン、エタノール、BG、シスチン、トコフェロール、香料、赤227、橙205、紫401、黒401、黄4
【カラーバリエーション】
ブラック、ダークブラウン、ブラウン、グレイ
【内容量】
230g
【価格】
通常価格1,408円(税込、送料無料)
プリオール カラーコンディショナーは、白髪染めをする際に起こりがちなお悩みを解決してくれるカラー剤です。
白髪を染めるだけではなく、髪のボリュームや毛先の艶やかさ、保湿ケアなどを1本でサポートしてくれます。
他のリタッチアイテムを解説
髪と頭皮を想えば『利尻ヘアカラートリートメント』などのカラートリートメントの使用をおすすめしますが、他にもアイテムがありますのでご紹介しておきます。
① 泡の白髪染め
キラリ とろ~りムース | ラサーナ ヘアカラー |
---|---|
ブラック ダークブラウン ライトブラウン | ダークブラウン ライトブラウン |
150g | 80g |
【通常価格】3,200円 【初回限定】2,555円 | 2,800円 |
泡状の薬剤を使用した白髪染めです。新しく生えてきた白髪部分だけに泡をのせておけば、じっくりと浸透して白髪が染まっていきます。
キラリ とろ~りムース
ムースで出てきた染料を、乾いた髪にくしゅくしゅ揉み込むだけで、まんべんなく染料が髪に馴染むので、リタッチにも最適です。
ジアミン系染料不使用で、植物由来の染料が優しく染め上げます。パンテノールや、アラニンなど、19種類の美容成分を配合しており、髪のハリとコシをアップさせます。
トリートメント効果が高いので、使うたびに印象をアップできます。
ラサーナ ヘアカラー
放置時間が15分という短さで、しっかり染めることができる泡タイプの白髪染めです。ムースで容器から出てくるので、髪に馴染ませやすく、液だれの心配がありません。
髪を脱色する成分が入っていないので、通常のカラーリングよりは髪は傷みませんが、ジアミン系染料を使用していますので、アレルギーのある方はご注意ください。
一時的な白髪染め
利尻 白髪かくし | POLA カラーブラシ |
---|---|
ライトブラウン ナチュラルブラウン ダークブラウン ブラック | ブラック ブラウン |
20g | 10ml |
【通常価格】2,839円 【初回限定】1,839円 | 2,400円 |
一時的な白髪染めは、外出前の忙しい時間や、急な来客で白髪を隠してしまいたい時に、サッと隠すことが可能です。
ヘアスプレーやブラシタイプ、マスカラタイプなど形状も様々ありますが、使い勝手のよいスティックタイプの白髪隠しがおすすめです。
利尻 白髪かくし
利尻ヘアカラートリートメントと同シリーズで、天然利尻昆布エキスが配合されています。ノック式のスティックタイプ白髪隠しで、筆ペンのような形状をしています。
塗った後にすぐに乾くので、セットも楽です。使うたびに染まるので、全体染めの回数も減らせますよ。
POLA カラーブラシ
気になる白髪をピンポイントで隠せ、手と頭皮を汚しにくい特殊な形状をしています。髪の潤いをキープするツバキオイルや真珠エキスなどの美容成分を配合しています。
白髪が生えるメカニズムを知って生える量を減らそう
リタッチアイテムは充実していますが、そもそもの白髪の増加を抑制していけば、白髪染めの回数も減らすことができますよね。
ロングヘアの方だと、
黒髪
↓
白髪
↓
黒髪
という髪色の変化を見たことがあるかもしれませんが、一度白髪として生えても、努力次第で同じ毛穴から黒髪を生やすことも可能なんです。
そこで、白髪染めの回数、そしてリタッチカラーの回数も減らすために、原因から改善を知りましょう。
そもそも白髪はどうして生えてくるの?
白髪は、「黒い髪から色素がなくなってしまった状態」をイメージされる人が多いかと思います。しかし、実際は私たちの髪の毛はもともと黒いわけではなく、白髪で存在しているのだそうです。
髪に色づくメカニズム
髪の毛をはじめ、体から生えてくる毛は、すべて毛母細胞という細胞によって作られています。作られたばかりの真っ白な毛は、その後、色素細胞(メラノサイト)に渡され、メラニン色素をつけてもらいます。
つまり黒髪は、髪の毛が生産される過程に、メラニン色素と合成されて黒色に染められているのです。
白髪が生えてくる理由
白髪が生えてくるということは、
- 欠失症:メラノサイトがメラニン色素を作り出せない
- 休止型:毛母細胞の働きが狂ってメラニン色素を受け入れず黒色にできない
という状態だと考えられています。
色素の合成は再開されることも
通常髪の毛は、作られる過程で色素が合成されるので、一度黒髪として出てきた髪の毛が白髪化することはないと言われています。
しかし、何らかの変化が起こって色素の合成がされなくなると、黒髪が白髪になってしまうことはあるようです。ということは、その逆で、白髪から黒髪に変わることもありえます。
ストレスで白髪は増えるの?
白髪に関する有名なお話で、フランス国王ルイ16世の王妃マリーアントワネットは、処刑されるショックから、1日で髪が真っ白になってしまったというエピソードがあります。
前述でご紹介したメカニズムで考えれば、さすがに1日で髪が真っ白になることはまずあり得ません。
しかし、そんな迷信が生まれるぐらい、ストレスと髪の毛は切っても切り離せないディープな関係なのです。
そもそもストレスは、体の各所に悪影響が出ますよね。ストレス下では緊張状態が続くので、血管が収縮して血行が悪くなり、自律神経の乱れにもつながってきます。
ストレスを強く感じた数ヶ月後に白髪が増えやすいのは、ストレスで乱された自律神経が、髪を製造する過程で細胞にダメージを与えているから。
メラノサイトはストレスに弱く、ストレスが原因で白髪が生える場合には、部分的に偏って生えることが多いようです。
白髪が増えるのはどうして?
出始めが10代~20代の若白髪と呼ばれる人もいて、白髪の出始めには個人差があります。しかし、30代を迎えると、ほとんどの人に出てきますので、年齢を重ねると誰もが通る道です。
女性は、初潮~出産~閉経という節目で血流の影響を受けて、髪の毛の色に変化が生じたり、白髪になりやすかったりします。
白髪が出るメカニズムは複雑!
白髪は、遺伝的な要因や生活習慣、加齢など、様々な原因が複雑に関係していると言われます。遺伝的な要因の解明は未だになされていませんが、遺伝の他の複数の要因が積もって白髪が増えていくと考えられています。
睡眠の重要性
生活習慣の側面で考えると、睡眠時間もそのうちのひとつです。寝ている間に分泌される成長ホルモンは、髪を作る細胞に影響するとされます。
健康的な黒髪の成長のためには、満足のいく時間の睡眠で、成長ホルモンの分泌を促すことが大切です。
タバコとストレスの影響
タバコの吸い過ぎやストレスは、活性酸素の発生や血行不良の原因にもなります。ストレスがタバコの本数を増やすことにもなりますよね。
活性酸素は、細胞の老化を促進させ、紫外線も活性酸素を発生させるので、髪の毛に悪影響が及びます。 活性酸素の発生を抑えるためには、抗酸化作用のある食べ物を摂るものひとつの手です。
トマトやブロッコリー、キウイフルーツなどの食材には抗酸化作用がありますから、白髪・老化予防にもなるということを覚えておきましょう。
白髪を予防しよう
白髪は、見た目年齢が上がる原因の一つ。できれば生えてきてほしくないですし、これ以上増えてもらっては困ります。そのために、白髪の予防法をお伝えしていきます。
頭皮マッサージをして白髪の予防
まず、頭皮の血行を良くして、毛母細胞に栄養がいきわたりやすくするために、日頃から頭皮マッサージを行いましょう。
頭皮マッサージは、指の腹で頭皮をもみ込みます。爪を立てたり、力が強すぎたりしては頭皮が傷ついてしまいますから、優しく行ってください。
美容院で施術してもらうヘッドスパも、毛穴の詰まりを解消して血行を良くしてくれます。
ストレス解消もかねて、ぜひ行ってみてください。
アミノ酸の摂取で白髪の予防
そして、日頃の食事バランスが重要で、髪を健康にしたいのであれば特に意識すべきは、たんぱく質(アミノ酸)です。
毛母細胞で髪の毛を生産するとき、細胞骨格を作る「ケラチン」というたんぱく質が材料になります。ケラチンは、髪の毛の他にも爪や皮膚にも存在しています。
ケラチンとは
ケラチンとは、体内で一度アミノ酸に分解されたたんぱく質が再合成したもので、シスチン・グルタミン酸・アルギニン酸などの18種類のアミノ酸からできています。
ケラチンは、体内で再合成されてできる成分なので、食品から摂取することはできません。髪の毛のもととなるケラチンを、いかに体内で再合成させ、毛母細胞に届けられるかが健康な髪を育てる鍵となるのです。
ケラチン不足の原因
たばこやお酒は、ケラチンの合成要素であるシスチンを大量消費してしまうと考えられています。ですから、喫煙者やお酒を飲む習慣がある人は、シスチンを多く含む穀物や、豆製品、魚介類での補給を心がけてください。
アルギニンの作用
大豆・豚肉・鰹節・エビ・海苔・落花生などに豊富なアルギニンも、血管拡張作用があり、血流がよくなりますので、白髪予防に積極的に摂りたい食品となっています。
アルギニンは、成長ホルモンの分泌も促すので、髪の健康な発育に役立ちます。
チロシンの効果
また、メラニン色素の原料も、たんぱく質が分解されてできるアミノ酸の一種「チロシン」です。チロシンは、きな粉・ごま・ココア・ナッツ類・大豆・海苔・味噌などに多く含まれます。
そして、チロシンが働くためには、タコ・イカ・大豆・海苔・カカオなどに多く含まれる「銅」が必要です。
その他の栄養成分
さらに、
- 鉄:細胞に酸素を運ぶ
- 亜鉛:幹細胞の分化に関わる
- カルシウム:メラノサイトを活性化させる
など、髪の毛が生えること、黒髪を維持するには、沢山の栄養素が協力し合っているということです。
栄養バランスのとれた食事をすることが、髪にとっていかに大切か分かりますね。
これらの栄養素が不足すると、白髪になりやすくなるだけでなく、髪の毛が細くなってしまったり、薄毛になったりしかねませんので、やはり日々意識していきたいことです。
年齢の割に白髪が多い、いきなり白髪が増えてきた・・・という方は、生活を見直してみてくださいね。
白髪染めおすすめリタッチランキングまとめ
このページのまとめ
・リタッチカラーをする場合、髪の根元に塗布するので、髪と頭皮のダメージが避けられません。当ラボとしては、リタッチカラーでは、ヘアカラートリートメントをおすすめしています。
・白髪染めヘアカラートリートメントは、成分の安全性が高く、頭皮へのダメージはほとんどありません。中でも当ラボのおすすめは『利尻ヘアカラートリートメント』『ルプルプエッセンス』『プリオール』です。
リタッチ時に気を付けていただきたいのは、カラー剤をむやみに他の髪の毛に伸ばしてしまう行為です。
何となく、薬を全体に塗布した方がきれいに染まってくれるとイメージされて、丁寧にトリートメントする方もいますが、通常の白髪染めカラーリングは、脱色作用もあるので髪の毛にダメージが蓄積してリタッチをする意味がなくなってしまいます。
今回ランキングでご紹介したカラートリートメントであれば、トリートメント効果が高く、他の髪に長時間触れても問題ない成分でできています。
リタッチとして、カラーとカラーのつなぎに、使うべき製品なので、ぜひ使ってみてください。
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